オープンソースのデータベースを提供するMongoDBは米国時間10月19日、Nasdaqに新規株式公開(IPO)を果たした。同日の終値は32.07ドルで、公開価格の24ドルから33.6%上昇するという順調な滑り出しとなった。
ニューヨークに本社を置くMongoDBは、インターネット関連企業DoubleClick(現在はGoogle傘下)出身のDwight Merriman氏、Eliot Horowitz氏、Kevin Ryan氏が2007年に設立。北米、欧州、アジア太平洋に拠点を構えており、同社によると顧客数は4300を超えるという。
Nasdaqによると、直近の上半期(7月31日締め)の業績は、売上高が前年同期比51%増の6800万ドル、純損失が4570万ドルだった。
最高技術責任者(CTO)を務めるHorowitz氏は同社ウェブサイトにこのようなコメントを掲載した。「私たちを支援してくれた一人ひとりに感謝を伝えることはできないが、皆さんが素晴らしいアプリケーションを開発することに集中し、データ管理に煩わされることのないよう、MongoDBをできる限り良いものにしていくと約束することはできる」