会津若松市は中山間地域である湊町全域の住民約1800人を対象に、家庭内のテレビを活用して防災情報などを閲覧可能にする生活支援システムを構築した。10月から順次運用を始めている。富士通が10月18日に発表した。
同町全域にADSL回線や公衆Wi-Fi網によるインターネット環境を整備。各家庭のテレビに専用のセットトップボックスを設置してインターネット接続することで、インターネット接続することで、PCやスマートフォンがなくても自治体や地域が発信するさまざまな情報を閲覧できるようになる。
防災情報のほか、市政や地域情報、生活関連の情報などが提供される。2017年度内には、電気自動車を使った地域内交通サービス(デマンドバス)と連動させ、予約受付や運行情報も表示可能にする予定だ。