10月8日から5日間の日程でアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催された「GITEX Technology Week 2017」。世界70の国と地域から4100超の企業や政府組織が出展し、世界各国から15万人以上が参加した。ここではインパクトのあった展示をダイジェストで紹介する。スゴかったんだって、ホント。

一番注目を集めていたのはドバイ政府機関の展示。日本で言えば、中央省庁や警察が自分たちの取り組みや予算で開発、購入したモノを展示するような感覚だ。まずはAIを搭載したロボットポリス(右)から。
体長170cm、体重100kg、バッテリ駆動時間は8時間。カメラとスピーカを内蔵し、胸元のタッチパネルや音声などでインタラクティブに情報をやり取りする。顔面認識機能も備えており、不審な人物を検知すると、動画を所轄警察に送信する。アラビア語や英語をはじめ、中国語、フランス語、ロシア語、スペイン語にも対応する予定。主な業務はイベント会場などでの監視や道案内、交通違反の取り締まりなど。
罰金の支払いも(胸元のタッチパネルを通じて)可能。ちなみに、ドバイでは2030年までに警察官採用枠の25%をロボット警察にするとのことだ。