NEC、「ザ・コーポレートゲームズ 東京」のボランティア支援--顔認証技術など活用

NO BUDGET

2017-10-26 07:20

 NECは、11月3、4日に東京湾岸エリアで開催されるスポーツ大会「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2017 アジア パシフィック」に、顔認証を活用した「ボランティア支援サービス」を提供する。

 コーポレートゲームズは、1980年代にイギリスで創設されて以来、世界37カ国85都市で開催され、これまで世界各国100万人以上が参加している市民参加型スポーツフェスティバル。「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2017 アジア パシフィック」は、2014年〜2016年に続く第4回大会として全11種目の競技を実施、延べ1万人の参加を予定している。

 NECが提供するサービスは、ボランティアの募集から当日、履歴管理までの一連のボランティア業務に関する円滑な運営を支援するもの。ボランティア運営の効率化やボランティア参加者による手続きの煩雑さ解消などに貢献するとしている。

 管理者がボランティアの募集画面を作成する際、ボランティア参加者の要望や保有スキルなどをヒアリング項目として自由に設定可能。そのヒアリング結果や本人属性と、役割に必要な経験やスキルをマッチングすることで適材適所の配置を支援する。

ボランティア募集サイト作成画面
ボランティア募集サイト作成画面(出典:NEC)
 大会当日のボランティア受付では、顔認証技術を活用してカメラの前で立ち止まることなく歩きながら本人確認できる。顔認証と同時に指示書や証明書を発行することで、当日の混乱を防止したり、ボランティアの証明として活用したりできる

 ボランティアの募集確認や応募登録、役割確認、スケジュール確認、受付用QRコード表示、管理者からの通知受信、アンケート記入、経験履歴の管理など、一連の情報がマイページに集約されている。管理者は参加者への説明会の案内や当日の連絡などを迅速に通知できる。

 また、ボランティア登録に必要な顔画像や基本情報(氏名、住所、生年月日、性別)をマイナンバーカードのICチップからスマートフォンのアプリで読み取り、本人情報として登録する実証実験も実施する。大会当日は、この読み取った顔画像と、受付に設置されたカメラで撮影した顔画像とを照合することにより、本人確認に要する負担を軽減する。

マイページトップ画面とマイナンバーカードの利用イメージ
マイページトップ画面とマイナンバーカードの利用イメージ(出典:NEC)

 今後は、ランティア管理団体の枠を超えて案件を共有する機能を追加することで、ボランティアの輪を広げ、さらなる気運醸成を図っていくとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]