NECは、11月3、4日に東京湾岸エリアで開催されるスポーツ大会「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2017 アジア パシフィック」に、顔認証を活用した「ボランティア支援サービス」を提供する。
コーポレートゲームズは、1980年代にイギリスで創設されて以来、世界37カ国85都市で開催され、これまで世界各国100万人以上が参加している市民参加型スポーツフェスティバル。「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2017 アジア パシフィック」は、2014年〜2016年に続く第4回大会として全11種目の競技を実施、延べ1万人の参加を予定している。
NECが提供するサービスは、ボランティアの募集から当日、履歴管理までの一連のボランティア業務に関する円滑な運営を支援するもの。ボランティア運営の効率化やボランティア参加者による手続きの煩雑さ解消などに貢献するとしている。
管理者がボランティアの募集画面を作成する際、ボランティア参加者の要望や保有スキルなどをヒアリング項目として自由に設定可能。そのヒアリング結果や本人属性と、役割に必要な経験やスキルをマッチングすることで適材適所の配置を支援する。
ボランティア募集サイト作成画面(出典:NEC)
ボランティアの募集確認や応募登録、役割確認、スケジュール確認、受付用QRコード表示、管理者からの通知受信、アンケート記入、経験履歴の管理など、一連の情報がマイページに集約されている。管理者は参加者への説明会の案内や当日の連絡などを迅速に通知できる。
また、ボランティア登録に必要な顔画像や基本情報(氏名、住所、生年月日、性別)をマイナンバーカードのICチップからスマートフォンのアプリで読み取り、本人情報として登録する実証実験も実施する。大会当日は、この読み取った顔画像と、受付に設置されたカメラで撮影した顔画像とを照合することにより、本人確認に要する負担を軽減する。
マイページトップ画面とマイナンバーカードの利用イメージ(出典:NEC)
今後は、ランティア管理団体の枠を超えて案件を共有する機能を追加することで、ボランティアの輪を広げ、さらなる気運醸成を図っていくとしている。