調査

国内クラウドセキュリティ市場、2021年まで年平均20%で成長--IDC調査

NO BUDGET

2017-10-27 09:43

 IDC Japanは、国内クラウドセキュリティ市場の2017年~2021年の予測を発表した. これによると、2016年~2021年の同市場の年間平均成長率は20.9%で、2021年には208億円と予測される。また2016年の同市場規模は、前年比21.1%増の80億円だった。


国内クラウドセキュリティ市場、機能セグメント別 売上額予測、2015年〜2021年

 この予測についてIDCは、ITリソースがパブリッククラウド上に展開されるケースが増加することを背景として挙げている。パブリッククラウド上のITリソースを保護する目的として、クラウドシングルサインオンやマルウェア対策への需要が引続き高く推移していくという。また、パブリッククラウドの利活用が浸透することで、ハイブリッド環境が拡大し、クラウドセキュリティゲートウェイへのニーズが高まるとしている。

 IDCは今後、ウェブサイトはデータ連携がしやすいクラウドへの移行が進み、それらはエンタープライズアプリケーションやユーザー側システムとのシステム間連携の中核となるだろうと指摘している。

 そのため、分散型サービス妨害(DDoS)攻撃やウェブアプリケーションの脆弱性を狙ったサイバー攻撃によってウェブサイトがセキュリティ侵害を受けた場合は、重大インシデントとなるとし、セキュリティベンダーに対して、クラウド上のウェブサイトへの防御ソリューションの導入を訴求させるべきだとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. セキュリティ

    いまさら聞けないPPAPの問題点、「脱PPAP」を実現する3つの手法と注目の"第4のアプローチ"とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]