日立製作所は10月25日、IoTソリューション「Lumada 2.0/Jサービススタック」の国内提供を始めた。IoT基盤「Lumada」を構成するソフトウェア群とデータ活用サービス、SaaS用ビジネス基盤などで構成される。
日立は2016年5月にLumadaを提供開始。2017年9月にはソフトウェア群を体系化した「Lumada 2.0」の販売を始めた。「アセットアバター」を取り入れている点が特徴の一つ。企業や工場のアセットの状態をデジタル上に再現し、生産設備の故障などを予測する。
新たに提供するサービススタックは、制御運用技術「OT(Operational Technology)データ収集基盤」、イベント駆動型フレームワーク「Hitachi Application Framework/Event Driven Computing(HAF/EDC)」、データ分析基盤「Pentaho」などを含めたソフトウェア群と、データ活用システムの開発・導入・運用を支援する「データ・レバレッジ・サービス」、ユーザー認証や課金管理、アプリ監視などサービス提供に共通する機能をまとめた「SaaSビジネス基盤」などで構成される。
Lumada 2.0/Jサービススタックの構成内容(出典:日立製作所)