海外コメンタリー

産業用IoTの波がやって来る--乗るなら“今”が決断の時

Bob Violino (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2017年11月02日 07時00分

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 近い将来、法人市場や産業市場はIoTの主戦場になり、2020年までに3000億ドル規模という、コンシューマー市場の2倍近くにまで達するだろう。この予測は、経営コンサルティング企業Bain & Companyが最近発表したレポート「Choosing the Right Platform for the Industrial IoT」(産業用IoTのための適切なプラットフォーム選択)でなされているものだ。

 しかし、IoTの流れに乗るのは容易ではない。同レポートによると、製造業者をはじめとする企業は今この時点で腰を上げ、自社の出発点と能力に基づいて適切なIoTプラットフォームを見極めるためにリソースを集中させる必要があるという。

 同レポートでは、業界企業の幹部らがIoTへの投資について、どこから、そしてどのように手をつけるべきかで悩んでいることが浮き彫りになっている。こうした決断は、業界の各部門や、IoTテクノロジの必須要件が断片化しているという状況によって、一筋縄ではいかないものになっている。

 Bainは同レポートのために世界の500社を超える業界企業と150社のIoTベンダーを対象に調査を実施した。その結果、IoT製品の採用に目を向けている企業のおよそ60%は、まだ計画段階か検討段階にあることが明らかになった。

 Bainのテクノロジプラクティス担当パートナーであり、IoTの専門家でもあるMichael Schallehn氏によると、IoT機器や関連サービスにとって産業関連市場は今後、最も大きな市場として数え上げられるはずだという。

 Schallehn氏によると、これは豊富な機会の存在を意味するとともに、リソースの割り当てを熟考して適切なツールを確実に配備しておくということも意味しているという。そして同氏は、業界企業にとって、IoTに関する目標を定め、概念実証の段階から自社のIoT環境の規模拡大へと歩みを進めるなかで、今が投資を決断し、適切なパートナーを選択する時期だと述べている。

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