IDC Japanは10月30日、国内PaaS(Platform as a Service)市場予測を発表し、「極めて高い成長率を継続する」との予測を明らかにした。
2016年の同市場の規模は前年比30.5%増の820億円で、2016年~2021年の年間平均成長率を26.0%、2021年の市場規模を2602億円と予想する。
同社は、PaaS市場の構成を「クラウドアプリケーションプラットフォーム」「クラウドインテグレーションサービス」「クラウドデータサービス」「クラウドアプリケーション開発/ライフサイクルサービス市場」「その他」の5つで定義する。2016年はクラウドデータサービス市場が好調にしたほか、クラウドデータウェアハウスやRDBMSもけん引役になった。
PaaS市場の今後の拡大には、企業のデジタル変革を推進するアプリケーション開発需要があり、ITサプライヤーにはPaaSを活用したDevOps型開発などの専任組織や企業の立ち上げなどが急務になるとしている。
国内PaaS市場 売上予測、2016年~2021年(Source: IDC Japan, 10/2017)