日本株展望

波乱の11月となるか--目前に迫る3大リスクをチェック

ZDNet Japan Staff 2017年11月02日 13時25分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今日のポイント

  1. 10月の日経平均は好調だったが、移動平均線かい離率から高値警戒感も。Trump米大統領絡みのリスクに注意
  2. 投資姿勢としては、ファンダメンタルズ改善を主因とする強気相場持続を見込む。2012年末以降で日経平均は111%上昇だが、同期間に予想EPSは135%増加

 これら2点について楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

絶好調だった10月の反動で11月はスピード調整?

 日経平均は、9月下旬から7週続伸と16連騰を記録し、10月は19勝2敗(上昇が19日で下落が2日)と異例の堅調をみせた。11月に入っても、低金利環境下の企業業績好調を素直に好感し、大幅高でスタート(11月1日現在)。

 ただ、テクニカル面からは徐々に高値警戒感も出ている。日経平均の50日移動平均線に対する上方かい離率は+9.6%に達し、2013年以降の「算術平均±1σ(標準偏差)」である「-3.2%~+6.6%(約7割弱の生起確率範囲とされる)」の上限を越え、2016年末の株高時に示された最大値(+9.5%)を突破した。

 そのため短期的には材料次第で利益確定売りが出やすい高値圏ともいえる。11月は、「朝鮮半島情勢がヤマ場を迎える」との観測があるとともに、Trump米大統領をめぐるロシアゲート疑惑の捜査も進んでおり、警戒を怠れない。

 とはいうものの、ファンダメンタルズの堅調を見ると、不確実性を映した短期のスピード調整はあっても、強気相場における健全な株価調整に留まる可能性が高いと考えている。

図1:日経平均と対50日移動平均線かい離率の推移(過去1年)


出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2017年11月1日)

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算