編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方

SAPジャパン、ビッグデータ活用基盤「Data Hub」を提供

藤本和彦 (編集部)

2017-11-08 07:00

 SAPジャパンは11月7日、ビッグデータ活用基盤「SAP Data Hub」の提供を始めた。企業を取り巻くビッグデータ活用の課題解決を支援する。

 ビッグデータの活用にはいくつかの課題が存在する。(1)そのビッグデータがいつどこで生成され、どのように加工されたのか、(2)生データを活用できるデータにするまでのプロセスに時間がかかる、(3)ビッグデータと基幹データの統合アクセスができない――といった問題が挙げられる。

 Data Hubは、「データガバナンス」「データパイプライン」「データの共有」という3つの機能でこうした問題の解決を支援するものだ。SAP HANA、SAP BW、Amazon S3、Microsoft Azure、Apache Hadoopなど、オンプレミスやクラウドにある多種多様なデータレイクやデータウェアハウス、ストレージシステムに対応する。

 データのクレンジングや成形、加工、集計といった一連のワークフローを“パイプライン”として定義する。GUIで視覚的に操作可能なため、ノンプログラミングでパイプラインを作成できる。TensorFlowなどの機械学習機能をパイプラインに組み込むことも可能。データ加工の傾向を分析し、その結果を加工処理パターンに反映させることができるという。

Data Hubの利用イメージ
Data Hubの利用イメージ

 Data Hubは、インメモリ分散処理エンジン「SAP Vora」上で稼働するため、Voraの分散インメモリ環境でパイプライン処理を高速に実行可能となっている。最新版の「SAP Vora 2.0」では、Google KubernetesとDockerコンテナに対応して動的なプロビジョニングとクラスタ管理が可能になったほか、Apche Spark 2.xやHadoop以外のデータストア技術をサポートしている。

 管理画面では、データ処理のモニタリングやスケジューリング、データ環境全体の健全性を確認できる。自社データの利用状況や相互接続、品質管理をはじめ、メタデータモデルのリポジトリを構築することも可能。ソースからターゲットへのデータを保護するアクセスポリシーを動的に適用したり、機密情報を保護するためにデータをマスクして匿名化したりする機能も備える。

 Data HubとHANAはシステムの親和性が高く、透過的なデータアクセスが可能だとしている。「ビッグデータと企業データの間にある溝をなくし、組織全体に広がったデータから価値を生み出すデータ駆動型アプリケーションをアジャイル開発できる」(SAPジャパン バイスプレジデント プラットフォーム事業本部長 鈴木正敏氏)

Data Hubのシステム構成
Data Hubのシステム構成

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    AI導入に立ちはだかる「データ」「複雑さ」「コスト」「人材」の壁をどう乗り切ればいいのか?

  2. クラウドコンピューティング

    【IDC調査】2026年には75%のアプリがAIを実装!導入で遅れた企業はどう“逆転”すべきか?

  3. 運用管理

    経産省調査で明らかに:未だにレガシーシステムを抱える企業が8割!オープン化でよくある課題とは?

  4. 運用管理

    AWS東京リージョンの大規模障害に学ぶ、パブリッククラウド上のシステムの迅速な復旧方法

  5. windows-server

    【ユースケース】ソフトウェア開発にDell EMCインフラ+コンテナを使うメリット

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]