サイランス、マルウェア防御の強化に向けたオプションを提供

國谷武史 (編集部)

2017-11-07 16:54

 サイランスは11月7日、セキュリティ侵害を受けた可能性のある端末の調査やセキュリティ対策の改善を支援する新機能「CylanceOPTICS」とコンサルティングサービスを発表した。マルウェア防御の強化に焦点を当てたとし、同月27日から提供する。

 CylanceOPTICSは、マルウェア感染などセキュリティ上の侵害を受けた可能性のある端末の解析調査や隔離、潜在的な脅威の検知などのEDR(Endpoint Detection and Response)機能。コンサルティングサービスでは、標的型攻撃への対応訓練や脆弱なシステムの診断、インシデント対応などのほか、CylanceOPTICSのユーザー向けには同機能のチューニングやマルウェア防御策の強化を支援するメニューも用意する。

 同社は、機械学習技術を用いて作成したマルウェアのモデルに基づく端末上の不審なファイルの検知や悪意のある動作の阻止といった脅威防御型のセキュリティソフトウェア製品を手掛ける。

 最高技術責任者の乙部幸一朗氏によると、新たなオプションは製品の防御をすり抜けるマルウェアが万一出現した場合の事後対応や、製品が防御したマルウェアの端末への侵入経路などを調べるために提供するという。EDRの製品や機能は多数の同業他社からも提供されているが、乙部氏は「事後対応に加えて本来のマルウェア防御の性能を維持・改善する点が異なる」と説明。2017年末に予定するCylanceOPTICSのバージョンアップで、端末のセキュリティイベントから機械学習したデータモデルを使って脅威を防御する機能を追加するとしている。

オプションの新機能は、事前の防御策が万一突破された後の対応と防御能力の改善に着目したものという''
オプションの新機能は、事前の防御策が万一突破された後の対応と防御能力の改善に着目したものという

 コンサルティングサービスの訓練やインシデント対応などの基本的なメニューは、同業他社からも提供されている。コンサルティングサービス本部長のAlex Shim氏は、「他社のサービスはインシデントの対応強化に焦点を当てているが、当社は防御能力の強化を重視しており、製品や機能を活用して脅威の検知・対応の作業を自動化していくアプローチを採る」と説明した。

 既存製品のユーザーは、追加のライセンスの購入でCylanceOPTICSの機能を利用する。新規ユーザーは既存製品とCylanceOPTICSをセットにした新製品「CylancePROTECT with OPTICS」を購入する。コンサルティングサービスを含め、提供価格はいずれもオープンとしている。

コンサルティングサービス''
コンサルティングサービスでは、他でも提供されているメニューに加え、製品やオプション機能を活用していく独自メニューを用意する

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    【マンガ解説】まだ間に合う、失敗しない「電子帳簿保存法」「インボイス制度」への対応方法

  2. ビジネスアプリケーション

    きちんと理解できていますか?いまさら聞けないインボイス制度の教科書

  3. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  4. セキュリティ

    マンガでわかる―Webサイトからの情報搾取を狙うサイバー攻撃「SQLインジェクション」、どう防ぐ?

  5. セキュリティ

    緊急事態発生時にセキュリティを維持するための8つの戦略と危機管理計画チェックリスト

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]