日本株展望

日経平均にスピード調整の兆し--外国人買いはどこまで続く?

ZDNet Japan Staff 2017年11月13日 10時53分

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今日のポイント

  1. 日経平均は先週、25年10カ月ぶりの高値を更新
  2. 上昇ピッチの速さに、ようやく警戒感が出る
  3. 先週は、出遅れ外国人があわてて買う中、先に買った外国人が利益確定した印象
  4. 日経平均は目先スピード調整か、ただし、調整後、再度上値トライの可能性も

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日経平均は先週、25年10カ月ぶりの高値を更新

 日経平均は11月7日に、2万2937円まで上昇した。1996年6月につけたバブル崩壊後の戻り高値(2万2666円)を抜き、25年10カ月ぶりの高値を更新した。

 日経平均は、9日には一時2万3382円まで上昇したが、さすがに上昇ピッチの速さに警戒が広がり、その後、利益確定に押されて反落。先週末(10日)は、2万2681円となった。

日経平均月次推移:1989年12月~2017年11月(10日まで)


出所:楽天証券経済研究所

 日経平均は1989年末に史上最高値(3万8915円)をつけた後、バブル崩壊、金融危機、ITバブル崩壊、リーマンショックなどの危機に直面し、暴落を繰り返してきた。危機を経るたびに構造改革を実施してきた成果が、2012年末に始まったアベノミクス相場で一気に開花したと考えられる。

上昇ピッチの速さに、ようやく警戒感が出る

 9月後半から一本調子で上げてきた日経平均だが、先週、ようやくスピード調整の兆しが出た。

日経平均週足:1989年12月~2017年11月(10日まで)


出所:楽天証券マーケットスピード

 先週の週足を見ると、長い「上ヒゲ」が出ている。上昇相場に過熱感があるところで、長い上ヒゲが出ると、「あわてて買っていた投資家」は、少し落ち着く。「そのうち売ろうと思っていた投資家」は、急いで売ったほうがいいかと思い始める。その結果、長い上ヒゲが出た後、スピード調整に入ることもある。

 ただし、長い「上ヒゲ」は、あくまでも短期テクニカル指標の1つに過ぎない。これだけで本格的な調整に入るとは、判断することはできない。

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