企業や組織のIT環境の中には、長年にわたって導入され続けてきたセキュリティ対策が山のように存在している。その一つひとつがシステムやデータを脅威から防ぐために存在するわけだが、実際にはユーザーがそれらを使いこなせず、結果としてサイバー攻撃をはじめとする脅威の侵入を許してしまう事態が少なくない。
セキュリティ対策の要が「運用」にあることは、多くのユーザーが認識していることだろう。それにも関わらず対策が十分に機能しないのは、「運用」のあり方に問題があるといっても過言ではない。「脆弱性の修正パッチを当てたくてもシステムを止められない」「対策製品のアラートが多すぎて処理し切れない」――。セキュリティの現場では、そんな“悲鳴”が毎日のように聞かれる状況だ。
ZDNet Japan/TechRepublic Japanでは11月22日、セキュリティ対策の「運用」に着目したセミナーを開催し、総務省最高情報セキュリティアドバイザーなどを務める三輪信雄氏や、20年にわたってユーザー企業の立場でウェブサイトのセキュリティ運用に取り組み続けてきた原子拓氏を講師に迎え、それぞれの経験や知見をもとにセキュリティの維持・向上につなげる「運用」について語る。
“多層化”によって煩雑になったセキュリティシステムの見直しや再構築、運用の最適化向けた体制作りのアプローチをどう進めるべきか――。クラウド移行などITシステムの変化に応じたセキュリティの運用をどう実現すればいいのか――。こうした課題を抱え、解決に向けた方策を探りたい企業や組織の担当者には、ぜひとも会場に足を運んでいただきたい。申し込みはこちらへ。