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日本株展望

日経平均はいつピークをつけるか?景気循環から考える

ZDNet Japan Staff

2017-11-15 10:57

今日のポイント

  1. 日経平均はしばらくスピード調整が続く見込み
  2. 日経平均は、景気変動に半年から1年、先行して動くことが多い
  3. 資源安メリットの発現で好調な世界景気
  4. 日本および世界景気はいつまで好調か?

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日経平均はしばらくスピード調整が続く見込み

 9月後半から勢いよく上げてきた日経平均だが、上昇ピッチが速すぎたため、しばらくスピード調整が続きそうだ。ただし、景気・企業業績が好調で、日経平均のPER(株価収益率)が15倍を割れるところまで低下していることから、押し目買いのタイミングを計りたいと考えている。

 ただし、これには前提条件がある。今年、景気が良いだけではなく、来年も景気が良いことが前提だ。株価には先見性があり、景気より、半年から1年先行して動くことが多いからである。これから日経平均が織り込むのは、今の景気ではなく、今から半年、あるいは1年後の景気と考えた方が良いと思う。

日経平均は、景気変動に半年から1年、先行して動くことが多い

 日経平均は、景気循環より先に動く。過去の経験則では、景気がピークアウトする半年から1年前に、ピークアウトしている。ということは、来年の5月~11月あたりに、景気がピークアウトするならば、日経平均は今が売り場ということになる。

 それでは、近年の、日経平均の動きを、景気循環と比較してみよう。

日経平均と景気循環:1999年1月~2017年11月(14日まで)


出所:楽天証券経済研究所が作成

 上のグラフには、内閣府の判断に基づく景気のピーク(天井)と、ボトム(底)を書き込んでいる(日経平均の変動に大きな影響を与えたもののみ選別)。ご覧いただくとわかる通り、日経平均は、景気がピークアウトする半年から1年前にピークアウトすることが多いと言える。

 日経平均は1999年、景気が回復する中、大きく上昇した。この時の上昇相場は、「ITバブル相場」と呼ばれる。景気は2000年10月にピークをつけ、2001年は世界的な「ITバブル崩壊不況」に入るが、日経平均(およびIT関連株)は、ITバブルが崩壊する半年以上前の2000年3月にピークアウトしている。

 2008年には、リーマンショックと呼ばれる世界不況があった。日本の景気は、2008年2月にピークアウトしているが、日経平均は、それより8カ月も早い2007年6月にピークアウトしている。このように、日経平均は、景気循環よりも半年から1年、先に動くことが多いと言える。

 ただし、景気と日経平均が同時に転換した例もある。2012年11月がそうだ。2012年は、民主党政権下で、景気後退期となったが、2012年11月には、当時の民主党野田首相が解散総選挙の実施を決定した。

 2012年12月の解散総選挙で、自民党が勝利し、景気浮揚策をとることがほぼ確実と考えられていたことから、日経平均は、11月から急騰を始めた。市場予想通り、自民党が勝利し、景気も11月を底に回復に向かった。

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