今日のポイント
- 日経平均のスピード調整が続く
- 円高進行が新たな不安材料に
- さらなる円高は進むか?
- 先々週の外国人はいったん、売り越しに転換
これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。
日経平均のスピード調整が続く
先週の日経平均は1週間で154円上がり、2万2550円となった。ただし、2万3000円が近づくと売りが増え、上値の重さを感じさせる展開だった。
日経平均日足:2017年8月1日~11月24日

出所:楽天証券経済研究所
日経平均が一時2万3000円を超えた11月9日は、上昇ピッチの速さに警戒感が広がり、売りが増えて、急落した。ところが、一時2万2000円を割れ、25日移動平均線に接した11月16日以降は、押し目買いが増え、反発した。
しばらく日経平均は、2万2000~2万3000円の間で、日柄調整が必要と考える。今週は、2万2000~2万3000円のレンジでボックス圏と予想する。日経平均が2万3000円に近づくと売りが増え、2万2000円が下回ると買いが増える展開と考えている。