サイバーセキュリティ企業のMcAfeeは米国時間11月27日、Skyhigh Networksの買収を発表した。新しいクラウド事業の強化を図る。買収金額などの詳細は公開されていない。
Skyhighの買収により、McAfeeは2社のクラウドとエンドポイントのセキュリティプラットフォームを組み合わせ、「サイバーセキュリティの新しい時代」を切り開くと説明している。McAfeeは2017年に入り、IntelがTPGに株式の過半数を売却することで、再び独立した企業となっている。
McAfeeの最高経営責任者(CEO)Chris Young氏は「Skyhigh Networksは5年前に、クラウド環境向けのサイバーセキュリティはクラウドの導入を妨げるものにはなりえず、結果論でもないと見越していた」と述べている。
Young氏はまた、「Skyhighは、『クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)』という全く新しい製品カテゴリの先駆けとなった。アナリストはCASBを、過去5年の情報セキュリティ投資の最も高成長な分野の1つと位置付けている。Skyhighが革新し、リードし続けている分野だ。SkyhighのクラウドセキュリティにおけるリーダーシップとMcAfeeのセキュリティポートフォリオの強みを組み合わせることで、企業が自由かつ安全に運用し、潜在能力を最大に発揮できるよう支援する上で優位に立てるようになる」とも述べている。
SkyhighのCEOであるRajiv Gupta氏はMcAfeeに加わり、クラウド事業を率いる。Gupta氏は、この買収によってSkyhighは製品ロードマップに投資する資金を利用できるようになるとブログに記している。
McAfeeは2011年、Intelに買収され、2014年にブランド名をIntel Securityとした。その1年後、Intel Securityは戦略を調整し、セキュリティコントロールポイントとしてのエンドポイントとクラウド、利用可能な脅威インテリジェンス、アナリティクス、オーケストレーションに事業の焦点を移した。2017年に入り、Intelから分社した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。