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日本株展望

北朝鮮とアマゾンの戦い?地政学リスクと米国株高期待 - (page 3)

ZDNet Japan Staff

2017-12-01 11:14

企業業績の拡大期待を支える世界経済の成長

 日米市場の業績拡大見通しを支えているのが、世界経済の成長予想である。

 OECD(経済協力開発機構)は11月28日、「世界経済見通し」の最新版を発表した。OECDは、2018年後半に米国で減税が実施されると想定。米国の2018年実質GDP成長率(前年比)を+2.5%と予想し、2017年の成長率予想(+2.2%)を上回ると見込んでいる。

 また、米国の失業率(10月現在で4.1%)は2019年、さらに3.7%へ低下し、インフレ率は金融当局の2%目標を上回っていくと予想。世界経済の成長率も、2017年の+3.6%から2018年は3.7%へ拡大する見通しだ。米国を中心とするグローバルグロース(世界経済の成長)は、外需を柱とする日本企業全体の業績拡大トレンドに追い風となるだろう。

図表3:2018年に世界景気はさらに拡大へ


出所:OECDが11月28日に公表した最新見通しより楽天証券経済研究所作成

 一方、米国経済が成長を続ける過程では、金融政策の正常化(追加利上げ)も進むとみられ、早晩、その影響で個人消費の抑制と、労働力の伸びの鈍化も予想されている。したがって、OECDは2019年の米国の実質成長率を2.1%程度と控えめに予測。つまり、米国の成長率は2018年にピークを迎え、日中欧の成長率も2018年から減速すると見通しているのだ。

 これに伴い、世界経済の成長率も2018年の+3.7%から2019年は+3.6%へやや減速する予想。2019年の国内株式は、こうしたグローバルグロースの減速、消費税率引き上げ(2019年10月予定)の影響、2000年東京五輪開催に向けた「特需」一巡に直面しそうである。

 米国株式の動向、企業業績、金利水準のバランスにもよるが、2019年の株式市場には「逆風」が吹く公算が高く、長期的な観点では、相場変動に直面する可能性が警戒されると考えている。

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