FFRIは、個人・小規模事業者向けセキュリティソフト「FFRI yarai Home and Business Edition」(Windows版)を発表した。ダウンロード版を同社オンラインショップで発売し、パッケージ版を2018年1月以降に発売する。価格はオープン。

同社は、場所や時間にとらわれない働き方を実践しているフリーランスやパラレルワーカーが、同一のPCをビジネスとプライベートに利用していることが多いとし、セキュリティが重要な課題と指摘。また小規模事業者は、組織的に情報セキュリティ担当者がいないなど、社員への情報セキュリティ教育を実施していないことも多く、やはりセキュリティ強化が急務だとする。
一方、ランサムウェアなど日々膨大な数のマルウェアが作り出されている中、一般的なウイルス対策ソフトではパターンファイルの作成及び配信が追い付いていないと説明。高度なサイバー攻撃に使用されるマルウェアは、一般的なウイルス対策ソフトでは検知することが難しい(パターンファイルに登録されていない)未知のマルウェアが使用されているという現実もあるという。

今回リリースされたFFRI yarai Home and Business Editionは、FFRIが開発・販売する法人向け次世代エンドポイントセキュリティ「FFRI yarai」の個人・小規模事業者向け製品。主な特徴は以下の通り。
- 洗練された五つの防御エンジンを搭載
- 「先読み防御」技術による豊富な防御実績
- 豊富な導入実績を持つ純国産「FFRI yarai」のスタンドアローン製品
- 数多くの一般的なウイルス対策ソフトと同居可能を実現
- 1年1台版、3年1台版、5年1台版を用意
本製品には、パターンファイルに全く依存せず、マルウェアの構造や振る舞いを見て、マルウェアに特徴的な「悪意」を分析することにより検知・防御する、独自開発の「先読み防御」技術を搭載している。この技術により、パターンマッチング技術では防御が難しい新種や改造されたマルウェアであっても、マルウェアに共通する「悪意」を検知して防御する。同技術を搭載した法人向けyaraiは、未知マルウェアを被害発生以前に検知・防御できた実績を多数有する。
またFFRI yarai Home and Business Edition は、Windowsに標準搭載されているWindows Defenderに加え、数多くのウイルス対策ソフトと同居が可能。本製品と主要なウイルス対策ソフトを組み合わせ、ハイブリッド防御でより高いセキュリティを実現できるとしている。
