Microsoftは米国時間12月5日、IoT向けのSaaSである「Microsoft IoT Central」のパブリックプレビューを開始したと発表した。
IoT Centralは、フィールドサービスや顧客エンゲージメント、予測メンテナンス、資産活用、エネルギー管理、生産性サービスといった用途でIoTデバイスをバックエンドサービスと接続するためのSaaSだ。これによりユーザーは、アナリティクスサービスを通じてIoTデバイスについての洞察を得られるようになり、それらデバイスに関する積極的な意思決定が可能になる。
MicrosoftはIoT Centralの計画を2017年4月に発表していた。最終的なバージョンは2018年に提供されると見られる。
IoT Centralは、IoTの簡素化に主眼を置いた、「Microsoft Azure」を活用した2つ目のサービスだ。1つ目のサービスは数年前に提供が開始されたPaaS型のIoTサービス「Azure IoT Suite」だ。Azure IoT Suiteは高い柔軟性を実現するが、活用するにはIoT Centralよりも高いレベルのスキルを要するとされる。
MicrosoftはIoT Centralの30日間無償トライアル(10台までのデバイスと100Mバイトまでのデータトラフィック)を用意し、その後は1デバイスあたり1カ月50セントを課金する計画だ。また、100台のデバイスまでと1000Mバイトまでのデータトラフィックを扱える、1カ月あたり500ドルの固定料金でサービスを購入するオプションも用意するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。