SymantecからSSL証明書や公開鍵暗号基盤(PKI)などの事業を買収したDigiCertは12月6日、日本法人「デジサート・ジャパン合同会社」の登記が完了したと発表した。Symantec時代の「合同会社シマンテック・ウェブサイトセキュリティ」から名称を変更したもので、日本向けの製品やサービスを引き続き提供する。
DigiCertは8月に、Symantecから同事業を9億5000万ドルで買収すると表明、10月に完了していた。日本法人について最高経営責任者(CEO)のジョン・メリル氏は、「シマンテックの付加価値の高いブランドと製品を日本において継続して提供し、デジサートブランドの製品も今後合わせて提供する」と表明し、営業本部長の平岩義正氏は、「デジサートはSSL、PKI とIoTソリューションの分野で世界をリードしており、日本の顧客とパートナーにサービスを提供するのを非常に喜ばしく思う」とのコメントを寄せた。
デジサート・ジャパンは、元は「日本ベリサイン株式会社」として1996年に発足し、2003年に東証マザーズに上場。2010年のSymantecによる事業買収を通じて「シマンテック・ウェブサイトセキュリティ」に名称を変更していたが、法人としては維持されていた。2018年には新たな証明書マネージメントプラットフォームの提供を計画するとしている。
会社概要(出典:デジサート・ジャパン)