海外コメンタリー

AIや自動化で大幅な効率向上が期待できる5つの職

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎 2017年12月08日 06時30分

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 ロボット革命がすでに始まっていることには疑いの余地がないが、実際にどれだけの職が失われ、それまでにどれだけ時間がかかるかはまだ不明だ。一方、人工知能(AI)はすでにさまざまな業界の職業に大きな影響を与えており、多くの仕事のあり方を変えている。

 チャットボットの導入や機械学習を利用したビッグデータ分野のツールなどの事例を経て、各分野のプロフェッショナルたちは、AIがどれだけ生産性を向上させるかを把握しつつある。しかし、これらの新技術が及ぼす影響の大きさは仕事によって異なる。

 この記事では、AIと自動化によってもっとも生産性が上がると考えられる5つの職業を紹介する。

1.セキュリティプロフェッショナル

 サイバーセキュリティの分野ではかなり前からAIと機械学習が利用されており、実務者の作業を補完するために、IBMの「Watson」などのプラットフォームが利用されている。例えば多くのセキュリティ製品は、AIを利用して一般的なユーザーの行動パターンを特定し、異常な行動が検知された場合には、人間のセキュリティプロフェッショナルに警告する仕組みを持っている。

 Gartnerの調査ディレクターCarlton Sapp氏は、「現在では、セキュリティ技術はリスクの特定やプロアクティブな脅威管理システムの開発をAIに頼っている」と述べている。「ただし、これによって機能は猛烈に進歩しており、強化学習によって自動的に学習したり、革新的な手段でリスクを減らす高度な脅威管理システムが生まれている」

 セキュリティ分野でAIを活用するための最大の障害は信頼だ。Radwareが最近公表したレポートによれば、57%の企業幹部がAIを使ったセキュリティシステムを「人間と同等かそれ以上」に信頼しているが、この数字にはまだ改善の余地がある。

 その一方で、AIは攻撃手段の開発にも使用されている。あるセキュリティ研究者グループは、フィルタをすり抜けられるよう自分自身を改変し、アンチマルウェアシステムを通過する能力を持つ、AIが組み込まれたマルウェアを作成した。これは、今後はAIツールを使用するハッカーと戦うために、セキュリティプロフェッショナルにもAIツールが必要になることを意味している。

2.ビジネスインテリジェンス(BI)

 ビジネスインテリジェンスの分野ではデータアナリティクスに重点が置かれており、AIの一般化によって大きな恩恵を受けている。AIを使うことで、より深い知見を得られるのに加えて、専用のBIアプリやツールを構築するのに必要な作業量も軽減される。

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