NTTコムウェア、基幹業務システムを「Exadata」「Exalogic」で刷新

NO BUDGET

2017-12-08 11:34

 NTTコムウェアは、データベース専用機「Oracle Exadata Database Machine」とアプリケーション実行基盤「Oracle Exalogic Elastic Cloud」を導入。通信事業者向けサービスのシステム基盤として活用している。また、システムの開発・検証用にパブリッククラウド「Oracle Cloud Platform」も採用した。

 通信事業者向けサービスは、利用者や代理店、他事業者といったさまざまな経路からの注文を一手に受け付け、一括で手配する基幹業務。これを支えるシステム基盤をExadataとExalogicで更改した。

 業務量増加に伴ってシステムの性能向上が求められていたほか、ハードウェア老朽化による保守性と拡張性の低下などが問題となっていた。総所得コスト(TCO)を抑えられる点も評価された。

 選定に当たっては、仮想化を前提としたIAサーバとの適用性評価を実施。性能、信頼性、運用、コストの面で高く評価した。開発・検証用にOracle Cloud Platformを活用することで、開発期間の短縮とコストの削減を見込んでいる。

 NTTコムウェアによると、システム更改の結果、オンライン処理/バッチ処理の性能がそれぞれ平均して15倍/75倍に向上した。データベースの移行時間は約92%削減した。システム更改からおよそ1年間でサービス停止につながる障害は発生していない。監視やサポートにおいても安定動作しているという。コスト面ではサーバの台数を約83%削減し、維持コストも圧縮された。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  2. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  3. セキュリティ

    マンガで解説、「WAF」活用が脆弱性への応急処置に効果的である理由とは?

  4. セキュリティ

    クラウドネイティブ開発の要”API”--調査に見る「懸念されるリスク」と「セキュリティ対応策」

  5. セキュリティ

    5分で学ぶCIEMの基礎--なぜ今CIEM(クラウドインフラストラクチャ権限管理)が必要なのか?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]