コマツは12月13日、NVIDIAと建設現場における人工知能(AI)の導入で協業すると発表した。AI基盤「NVIDIA Jetson」をコマツの建機に搭載し、接触や衝突などの事故防止につなげていく。
Jetsonは、エッジ側にAIを組み込むためのプラットフォーム。今回の協業では、クラウドと連携して建機の周りにいる人や機械を速やかに認識できる360度映像を提供する。また、建機の運転席に設置されているステレオカメラにも使用される。これによって、刻一刻と変化する現場の状況をリアルタイムに認識し、建機のオペレーターに的確な指示を与えることが可能となる。
コマツでは、将来の目標として、Jetsonを機器の自動制御に加えて、建設現場や採掘現場の高解像度レンダリングや仮想シミュレーションなどにも利用していく予定。