日本株展望

2018年日経平均の上昇余地は?--リスク要因と注目セクター

ZDNet Japan Staff 2017年12月15日 11時15分

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今日のポイント

  1. 日経平均の上昇余地として2万6000円を見込む
  2. リスクシナリオが顕在化するなら大幅下落も?
  3. 2019年までの予想増益率で「業種物色の柱」を占う

 これら3点について楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

日経平均の上昇余地として2万6000円を見込む

 2017年も残り少なくなり、新年相場を占う季節となった。米国を中心とする世界経済の堅調と業績拡大期待を受け、米ダウ平均は年初来騰落率でプラス24.4%、日経平均株価は同プラス18.7%という強気相場となっている(13日現在)。

 米国経済は、実質国内総生産(GDP)成長率が4~6月期に続いて7~9月期も前期比年率プラス3%超で成長し、11月の失業率は4.1%と約17年ぶりの低水準に改善している。

 こうした中、Trump米政権は約30年ぶりとなる税制改革を決定し、新年に法人減税が実施される見込みだ。

 米国と世界の実質経済成長率は当面堅調を維持すると考えられ、企業業績は増益基調を続けそうである。従って、本年度(2018年3月期)の日経平均ベースの予想EPS(1株当り利益)は約1520円と7月時点の約1400円程度からに増額されており、来年度(2019年3月期)の予想EPSも8~9%増益の1650円程度に増加しそうだ。

 図表1は、日経平均の想定株価収益率(PER)別の水準レンジと日経平均(実勢値)の推移を示したものである。直近の日経平均ベースの予想PERは約15倍だが、2010年以降の予想PERを振り返ると14倍から17倍程度の範囲で推移してきた。

 2018年中に予想PERが16倍程度まで拡大すると見込めば、日経平均の上昇余地として2万6000円程度(=予想EPS1650円×想定PER)が視野に入ってくる。

図表1:日経平均株価と想定PER別レンジの推移

日経平均ベースの予想EPS(1株当たり利益)をもとにしたPER(株価収益率)
注:日経平均ベースの予想EPS(1株当たり利益)をもとにしたPER(株価収益率)
出所:Bloombergのデータから楽天証券経済研究所が作成

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