Amazon Web Services(AWS)が先日、「Alexa for Business」を発表した。「Alexa、この部屋を午後1時に予約して」といった単純な頼みごとから、「Alexa、仮想サーバって何台立ち上がっている?」といった、IT担当者向けの機能まで、さまざまな可能性が見えてきている。
AWSが「Human Centric」と呼ぶ、音声を中心とした新たなインターフェース。Google HomeやLineのClovaなど、スマートスピーカーの可能性は、現在の常識で頭に浮かぶものよりもずっと多くあると考えられる。
いわゆるイノベーターやアーリーアダプターなど、新たなテクノロジに敏感な層の反応が気になるところだが、実際にはシルバー層などが使いこなすようになると、社会的な影響力が増すとも考えられる。
スマホ操作の難しさなどがボトルネックになっていたような人々が、音声入力によって日常的に買い物をはじめたり、冷蔵庫内の食材をチェックしたりなどスマートスピーカーを活用し始めたら、AWSの最高技術責任者(CTO)を務めるWerner Vogels氏が指摘するように、以前のインターフェースには戻れなくなるかもしれない。
もちろん、音声の誤認識など技術的なハードルはたくさんあり、乗り越える必要がある。
Alexa、Google Homeなど続々--UIとしてのスマートスピーカー