今日のポイント
- 3度トライして超えられない2万3000円「売りの壁」
- 米利上げ後にドル安が進んだことが、日経平均反落の要因に
- NYダウは、インフレ率の伸び悩みを好感
- 11~12月は外国人の売り越しが続いている
これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。
3度トライして超えられない2万3000円「売りの壁」
先週の日経平均株価は、12日に一時2万2994円まで上昇したが、そこから売りが増えて反落した。15日は2万2553円まで下がった。
日経平均日足:2017年8月1日~12月15日

注:楽天証券マーケットスピードより作成
11月9日、12月1日に続いて、2万3000円「売りの壁」への3度目のトライだったが、3度とも、2万3000円が近づくと売りが増えて、打ち返された。偶然だが、12月1日も12日も、2万2994円まで上昇してから、売られた。
2万3000円が近づくと売りが増え、2万2000円が近づくと買いが増える展開は変わらない。結果的に11~12月の日経平均は、2万2000~2万3000円のボックス圏で推移している。