ガイアックスとサイバートラストは12月18日、マイナンバーカードを読み取ることで本人確認を行うスマートフォンアプリ「TRUST DOCK 公的個人認証」を公開した。公的個人認証の本人確認機能が利用できるアプリを公式ストアに一般公開する民間企業は初となる。
両社は、総務省のモノのインターネット(IoT)サービス創出支援事業「デジタル身分証とスマートロックを利用した自治体スペースシェア」を活用し、秋田県湯沢市の自治体スペースシェアで試験運用を開始した。
「TRUST DOCK 公的個人認証」を利用する際のプロセス
同アプリは、「サイバートラスト オンライン本人確認プラットフォームサービス」を通じて利用する。スマートフォンにマイナンバーカードをかざすことで、本人確認用のウェブサイトで公的個人認証を開始し、アプリでアクティベーションコードの入力および個人番号カードの読み取りを行うことで本人確認が完了する。このため、PCやカードリーダーがない環境でも、公的個人認証を利用できる。
利用には、ガイアックス提供の「TRUST DOCK 公的個人認証」アプリと、地方公共団体情報システム機構が提供する「JPKI 利用者ソフト」アプリのをインストールする必要がある。