PwCあらた、RPA利用時のリスク管理フレームワークを開発

NO BUDGET

2017-12-20 09:53

 PwCあらた有限責任監査法人(PwCあらた)は12月18日、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)の導入や利用の際のガバナンスとリスク管理態勢の評価および整備を支援するサービスを開始した。PwCあらたではRPAの導入や利用で必要なリスク管理やガバナンス面での対応事項を洗い出すフレームワークも開発している。


フレームワークのイメージ(出典:PwCあらた有限責任監査法人)

 このフレームワークは、個々のロボットの重要度およびリスク評価、ロボットに対するIT全般統制などのセキュリティ確保、内部統制監査対応などポイントを示す。RPA導入の目標・戦略達成や人材育成などの「攻め」の部分も含んでいるという。

 RPAの活用では、十分な管理体制やルールを定めずに導入した結果、仕様検討が不十分なことによる誤処理やロボットが使用するIDの不正使用、財務会計に係る内部統制(SOX)への影響などのリスクがあるという。しかし一方で、過度に厳格な管理ルールを設けた場合、導入メリットを失う可能性があり、適切な基準の策定に苦慮するケースも少なくないとしている。

 PwCあらたはこのフレームワークを活用し、RPAの組織への浸透・定着化や、各プロセスのモニタリング・評価などガバナンスの維持・改善のための仕組み作りを支援する。内部統制監査対応にとどまらず、「人材不足」「労務環境改善」「付加価値の高い業務への人材の配置転換」などの経営課題の解決を、ガバナンス/リスク管理態勢の視点からサポートしていく。

 

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ランサムウェア対策をマンガで解説、手口や被害のデータから見る脆弱性放置の危険性とは?

  2. セキュリティ

    セキュリティリーダー向けガイド--なぜ今XDRとSIEMの違いを理解することが重要なのか

  3. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  4. セキュリティ

    マンガで解説、「WAF」活用が脆弱性への応急処置に効果的である理由とは?

  5. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]