スズキは、ハイトワゴンタイプの軽乗用車である新型「スペーシア」「スペーシア カスタム」にセントラルゲートウェイを搭載する。日立オートモティブシステムズが12月27日に発表した。
セントラルゲートウェイは、車載通信網における情報処理の効率性と通信情報の信頼性を高めるもの。近年、車両1台当たりの電子制御ユニット(ECU:Electronic ControlUnit)の搭載数が増加しており、複数のECU間をつなぐ通信網も複雑化している。セントラルゲートウェイは、複数のECU間で通信される大量の情報を中継機能として監視し、必要とされるデータのみをECUに転送する仕組みとなっている。
スペーシア「HYBRID X」(左)とセントラルゲートウェイ(出典:日立オートモティブシステムズ)
新型「スペーシア」「スペーシア カスタム」は、2017年12月から全面改良して販売開始されている。日立オートモティブシステムズでは、コネクテッドカーの実現に向けて、今回開発したセントラルゲートウェイの機能を今後さらに拡張させていく予定。