編集部からのお知らせ
RPA導入、もう1つのポイント
「ニューノーマルとIT」新着記事一覧

トヨタ、新型車の技術研修にVR活用--アジア3拠点への集合教育を実施

NO BUDGET

2017-12-28 08:00

 トヨタ自動車は、タイ・フィリピン・インドネシアの各拠点と日本を結び、仮想現実(VR)技術を使って集合教育を実施する実証実験に成功した。開発パートナーである電通国際情報サービス(ISID)が12月27日に発表した。

 今回の実証実験は、レクサスブランドの新型車「LS」の技術講習会が対象となった。ISIDがトヨタ自動車向けに「遠隔地3D車両情報共有システム」を開発した。日本の拠点である多治見サービスセンター(SC)の講師とアジア3拠点のエンジニア合わせて約50人が参加した。

 実験では、多治見SCの講師がアジア3拠点のエンジニアに向けてVR空間上で講習する形式で実施された。バッテリの交換方法や新設部品の構成など約10項目の技術情報を説明。従来の講習会と同様の説明に加え、実車を使った講習では見ることができない車両内部の構造確認なども行われた。また、リアルタイムにカットモデルを作るなど、VR映像ならではの講習が盛り込まれた。さらにグローバルの複数拠点かつ多人数に向けてVR映像を一斉に配信しても遅延なくコミュニケーションが取れることも実証された。

  • 車両下からの視点で内部の機構を確認

  • 講師視点の映像で各拠点のアバターが講師の指し示す部品を覗き込んでいる様子

 遠隔地3D車両情報共有システムは、車両の3D設計データをVR技術で実物大のリアルな3D画像としてヘッドマウントディスプレイ(HMD)に表示する。これにより、遠隔地にいる複数のユーザーが、同じ空間で1台の車両を眺めているかのような仮想環境を提供できる。

 車両の精緻な3D画像に加え、機構のアニメーション表示、モデルと視点の自由な移動、指示箇所へのマークの付与、ドキュメントの閲覧、音声会話、アバター表示などの機能がある。3Dゲーム開発基盤として高いシェアを持つ「Unity」ソフトウェア、オンラインゲームなどで遠隔地ユーザー間のコミュニケーションを可能するネットワークエンジン「Photon」を利用し、ISID独自の直感的なユーザーインターフェースを組み合わせた。今回の実証実験では、システム構築環境としてパブリッククラウドを活用し、各拠点からインターネット回線で接続した。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    安全なテレワークや在宅勤務を担保する、DCセキュリティの新パラダイム

  2. コミュニケーション

    PC不要!自宅でも会議室でも即ミーティングが可能!脅威のシンプルさの秘密とは?

  3. クラウドコンピューティング

    【事例動画】顧客との“つながり”を創出し「モノ」から「コト」へと実現したIoT活用法とは

  4. セキュリティ

    セキュリティ侵害への対応は万全ですか?被害を最小限にとどめるための10のヒントを知る

  5. セキュリティ

    SANS「2020 CTI調査」が明かす、サイバー脅威インテリジェンスの最新動向

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]