デル 代表取締役社長 平手智行
EMCジャパン 代表取締役社長 大塚俊彦
お客さまの変革に真に貢献するビジネスパートナーに
デル 代表取締役社長 平手智行氏
デル テクノロジーズは、2017年9月に誕生から1周年を迎えました。世界中でデルとDell EMCの販売体制やサポート体制の統合が行われ、クライアントとインフラストラクチャ両方のソリューション群でクロスセルを進めてまいりました。おかげさまで、多くのお客さま、パートナーさまに支持いただき、PCをはじめ、サーバ、ストレージ、ネットワークなどあらゆるマーケットをリードしてまいりました。国内におけるオペレーション機能の統合も完了し、所属法人にとらわれないコラボレーションを推進するという新しいワークスタイルを実践しています。サポートサービスの統合も順調に進んでおり、「ワンカンパニー」として精力的にビジネスを展開しています。
2017年、世界のあらゆる業界においてトランスフォーメーションが起こり、その変化はビジネスチャンスをもたらしました。デル テクノロジーズは、「デジタル」「IT」「ワークフォース」「セキュリティ」の4つのトランスフォーメーションを軸に、新しい製品・ソリューション・プログラムを発表し、お客さまのビジネス変革を支援してまいりました。
データセンターソリューションとしては、「オールフラッシュ」「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ」「ソフトウェアデファインドストレージ」を中心にお客さまのITの最新鋭化をご支援してまいりました。ストレージでは「VMAX」「XtremIO」「Isilon」「Unity」などのオールフラッシュ化、クラウドソリューションの「Virtustream(バーチュストリーム)」も本格的に始動しました。さらに、Dell EMCソリューションの中核となる最新の第14世代「Dell EMC PowerEdge」サーバを発表し、さまざまなDell EMCソリューションに対応したラインアップ拡充を進めてまいりました。また、ハイパーコンバージドインフラストラクチャの国内市場において、第2四半期に売上額および出荷台数両方の市場(シェア)ナンバーワンを獲得するなど、順調にビジネスを拡大してきました。サポート面では、ジャパンサポートセンターを新たに開設し、Dell EMC主要製品の24時間の日本語によるカスタマーサービスの体制も整えました。
EMCジャパンの大塚俊彦 代表取締役社長
一方、クライアントソリューションとしては、コストパフォーマンスの高い法人向けPCであるVostroシリーズの拡充や、きめ細かなニーズに対応するための営業体制の拡充などに努めてまいりました。さらに、クライアント製品として、世界初のPC向け31.5インチ8Kモニタやデジタルクリエイティブワークをより自然に行えるよう設計されたワークスペース「Dell Canvas」などの革新的な製品を発売しました。また、「Dell Precisionワークステーション」が発売から20周年を迎えた年でもありました。個人向けには、デザイン性の高い新製品を投入し、世界最小の13インチ2-in-1ノートPC「XPS13 2-in1」など4製品がグッドデザイン賞を受賞しました。ゲーミングPCのラインアップ拡充や、仮想現実(VR)/複合現実(MR)を楽しむことができるヘッドマウントディスプレイ「Dell Visor」の投入など新規市場の開拓も進めています。
2018年は、デジタルトランスフォーメーションが日本で加速し、構想検討から実装展開のフェーズへ入ると言われています。人工知能(AI)や拡張現実(AR)、VR、モノのインターネット(IoT)、クラウドコンピューティングがもはやバズワードでなくなってきている今、「変革しなければ生き残れない」世界では、明日のビジネス基盤を今日意思決定し構築を始める必要があります。2018年、私たちは、お客さまの変革に真に貢献するビジネスパートナーとして、お客さまを支援してまいります。