F5ネットワークスジャパン 代表執行役員社長 権田裕一

F5ネットワークスジャパン 代表執行役員社長 権田裕一氏
現在、ビジネスを取り巻く環境はテクノロジの進化によって大きな転換点を迎えようとしています。クラウド、AI、IoTなどの技術革新がますます進むとともに、世界のあらゆる業界でデジタルトランスフォーメーションが起こり始めています。中でも、2017年はAIやIoTがもたらす計り知れない可能性がさらに注目を集め、そのような新興テクノロジが社会をどう変えるのかということが多く語られた1年だったと思います。
2018年は、デジタルトランスフォーメーションの動きがさらに加速していくと同時に、さまざまな領域でこれまでのビジネスが激変していくことが予想されます。レガシーの世界が大きく変わり、「クラウドファースト」から「クラウドが前提」となる時代へと入っていくでしょう。そして、その変化を支えるアプリケーションの開発においては、マルチクラウドとDevOpsが必須となってきます。
F5ネットワークスジャパンは、「Application without Constraints(制約のないアプリケーション)」のミッションの下、2018年からは、オンプレミスのミッションクリティカル領域だけでなく、全てのアプリ、マルチクラウドを対象とするという「Every App, Everywhere(全てのアプリケーションを、あらゆる場所で)」の施策により、デジタル時代を見据えたビジネスへのシフトを推進してまいります。マルチクラウド対応した新しいADCサービスの強化はもとより、マルチクラウドに適した新しいセキュリティフレームワークを立ち上げていきます。また、当社が提供するすべての製品、サービスをより多くの人に必要な分だけご利用いただけるよう、サブスクリプションモデルやELA(Enterprise License Agreement)の強化にも力を注いでまいります。