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日本株展望

株高呼んだトランプ減税--それでも11月の中間選挙に共和党大敗リスク

ZDNet Japan Staff

2018-01-10 11:08

今日のポイント

  1. 大型減税可決で大企業・富裕層を喜ばせたTrump米大統領
  2. 大統領選からサプライズを起こし続けてきたTrump氏
  3. 11月の中間選挙で共和党が大敗するリスクも

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

大型減税可決で大企業・富裕層を喜ばせたTrump米大統領

 Trump米大統領は2017年末、悲願の大型減税を可決に持ち込んだ。大統領からの大きなクリスマスプレゼントを受けて、年末年始のダウ平均株価(NYダウ)は一段と上昇した。

 株価が上がったので米国民が皆喜んでいるように思えるが実態は異なる。大いに喜んでいるのは、当初Trump米大統領を警戒していた「大企業・富裕層」だ。大統領選挙のときにTrump氏を熱狂的に応援した「低所得層」は逆に不満を募らせている。

 Trump政権はいつの間にか「弱者切り捨て」型の資本主義政権に変わりつつある。大型減税は、税金をたくさん納めている大企業や富裕層ほど恩恵が大きい「金持ち優遇策」である。Trump米大統領は大型減税を実施する一方、低所得者向け給付を中心に歳出を削減する方針を打ち出している。これはかなり露骨な「弱者切り捨て・大企業優遇」の資本主義政策だ。

 Trump米大統領が属する共和党はもともと資本主義色の強い政党である。Trump大統領は共和党の異端児で、資本主義を否定して社会主義政策を進める大統領になると見られていた。だが実際は逆だった。Trump米大統領は共和党主流派も驚くほどの冷徹な資本主義政策を貫いている。

 大型減税の実現を好感してNYダウは上昇した。資本主義を否定する発言を続けていたTrump米大統領が実は冷徹な資本主義を貫く大統領であったことが分かったことは、株式市場にはポジティブサプライズ(前向きな驚き)だった。

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