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AIでASEANから世界へ躍進するAnyMind Group

阿久津良和

2018-01-17 07:30

 AnyMind Group(エニーマインドグループ: 旧AdAsia Holdings: アドアジアホールディングス)は1月11日、タイ・バンコクで社名変更および組織改編と、人工知能(AI)リクルーティングソフトウェア「TalentMind」を新たに提供すると発表した。

 同社は組織改編の理由を「より広いビジネス領域にアプローチするため」(AnyMind Group 共同創業者兼CEO 十河宏輔氏)と語り、「HRを始めとする新たな業界にAIを活用したソリューションを提供していく」(AnyMind Group 共同創業者兼COO 小堤音彦氏)。


左からAnyMind Group CastingAsia事業統括 林信吾氏、AnyMind Group 共同創業者兼CEO 十河宏輔氏、同共同創業者兼COO 小堤音彦氏、AnyMind Group TalentMind事業統括 近藤聖氏

 傘下企業を統括するAnyMind Groupを中心に、既存の広告主向けインターネット広告ソリューション、および媒体向け広告収益向上を目指したAI活用マーケティングを展開する「AdAsia Holdings」。広告主とインフルエンサー(SNSなどで影響力を持つ人々)をつないで効果的なキャンペーン管理などを行う「CastingAsia」。企業の人材活用など支援するため今回新たにローンチした「TalentMind」と、3つの事業会社を設立した。


AnyMind Groupの組織図

 2016年4月にシンガポールで創業したAnyMind Group。2016年度の収益は12.9ミリオンドル(約14億円)、2017年度は26ミリオンドル(約29億円)と順調な成長を見せる同社は、タイ・バンコクやベトナム・ハノイなど東南アジアを中心に9カ国10拠点を持つ。

 2017年10月にはメディア向け収益化事業を行うフォーエムを子会社化し、年度当初の目標に掲げていた獲得顧客企業数は目標の2倍、売り上げも3倍に達した。アドテック系スタートアップに類する同社が、事業分野の拡大を目的に"AD(広告)"という冠を脇に置くのは自然の流れだろう。

 また、同社は越境営業を強化するため、2018年第1四半期中にマレーシアやフィリピン、2018年度中にはUAEやロシア、インドへの進出を予定している。十河氏はASEAN(東南アジア諸国連合)からアジア広域に拡大する秘訣は「ローカライズ」だと語った。

 「外資系広告企業が日本でシェアを確保できない理由の1つがローカライズ。現地の商習慣に沿った商品を顧客に提案していない。われわれは各国の商習慣に沿った技術を開発し、現地の優秀なスタッフの採用と教育を踏まえて展開していく」(十河氏)という。

 AnyMind Groupが持つ3ビジネスユニットで注目すべきは、CastingAsiaとTalentMindだ。前者は広告主に対して推奨するインフルエンサーのマッチングサービスや、キャンペーン管理やレポートによる効果の可視化を行う「CastingAsia Platform」と「CastingAsia Marketplace」から形成する。企業がアプローチしたい区域に対して属人的情報を選択することで、自動的に適切なインフルエンサーを抽出。ユーザーのフォロー数や投稿数などを基に影響力すなわち広告効果を数値的に判断できる。

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