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スマートフォンからサーバへ進出するARMプロセッサ(前編) - (page 3)

山本雅史

2018-01-18 06:00

 Microsoftは、このCentriq2400の早期開発版のチップを使用し、自社のプライベートクラウドサービスのインフラとしてテストベンチシステムとして採用すると発表した。将来的には、パブリッククラウドのAzureでの採用も検討されている。

 MicrosoftでARMサーバを使用するために、Windows ServerをARMベースにインプリメントしている。現状ではテストの意味合いが強く、フルスタックのWindows ServerやSQL Serverなどのデータベースなどは移植されず、限定された機能だけだ。

 仮にAzureでARMサーバが展開されるとしても、フロントのウェブサーバ群やサーバレスの用途などに使われていくだろう(x86/x64コードでなくてもいいサーバ)。現状では、フルスタックのWindows Serverを販売する予定はないようだ。実際のサーバ環境には、OSだけでなく各種ミドルウェア(データベースなど)やアプリケーションなどがARMプロセッサに対応する必要があり、実際に使い物になるには多くの時間がかかると見られている。

 むしろクラウドサービスという環境なら、x86/x64コードを必要としてないサービスとしてウェブサーバ、機能を限定したファイヤウォール、JavaScriptやC#、PHPなどのプログラミング言語でプログラミングできるサーバレスコンピューティング(動作環境はクラウド側がメンテナンスするので開発者は自身が開発するコードだけに専念できる)などにARMサーバを利用できる。x86/x64コードに固執しないので、ARMプロセッサでも問題ない。また、ARMサーバの低消費電力性というメリットが生かせる。


ARM版のWindows ServerはAzure向けに開発された

現状のARM版Windows ServerにはServer Coreがインプリされている

ARM版Windows Serverは.NETやJavaが動作する環境として整えられている

Azure上のARM版Windows Serverは、ウェブサーバ、検索、電子メール、機械学習、ビッグデータなどに利用される。ARMの性能/ワットに優れた特徴を生かしていく

現状でARM版Windows ServerはAzureだけの利用が考えられている。すぐに市販されるわけではない

Qualcommはサーバ向けのARMプロセッサ「Centriq2400」を使ったOCPサーバを提唱している

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