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日本株展望

「指値注文」「成行注文」をどう使い分けるべきか? - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2018-01-16 12:53

成行(なりゆき)注文とは

 指値注文は、出しても約定が成立しない可能性がある。必ず売りたい、あるいは、必ず買いたい時は、指値注文ではなく、売り値・買い値を指定しない「成行注文」を出すべきである。

 成行の売り注文を出すと、その時、場に出ている買い指値注文のうち、一番価格が高いものにヒットし、即座に売り約定が成立する。上に示した板状況のとき、100株の成行売り注文を出し、板が変わらなければ、1001円で売れる。

 ただし、自分が注文するより一瞬早く、大量の成行売り注文が入ることもある。たとえば、一瞬先に9400株の成行売りが入ったとする。すると、1001円の300株、1000円の9000株、999円の100株まで、合計9400株の買い注文は、先に取られてしまう。すると、その後に執行されるあなたの100株の成行売り注文は、さらに下の998円の買い注文にヒットし、998円で売れることになる。

 このように、成行の売り注文を出しても、そのときに見えている買い指値の一番高いもので約定するとは限らない。高速売買が普及している今日、悪材料が出た銘柄には、一瞬で大量の売り注文が出て、株価が急落する。注文を出した時に見えていた一番高い買い指値よりも、かなり下の価格で約定することもあることを、知っていていただきたい。

 成行の買い注文を出すと、その時、場に出ている売り指値注文のうち、一番価格が安いものにヒットし、即座に買い約定が成立する。上に示した板状況のとき、100株の成行買い注文を出し、板が変わらなければ、1007円で買える。

 ただし、自分が注文するより一瞬早く、大量の成行買い注文が入ることもある。例えば、一瞬早く、1000株の成行買いが入ったとする。すると、1007円の100株、1009円の300株、1010円の100株、1012円の400株、1014円の100株まで、合計1000株の売り指値注文は、先に取られてしまう。

 すると、その後で入れた成行の買い注文は、さらに上の1015円の売り注文にヒットし、1015円で買うことになる。

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