BlackBerryは、ソニーライフ・エイゴン生命保険がセキュアなモバイルワークの実現のため、BlackBerryのエンタープライズ・モバイル・ソリューションを採用したと発表した。これにより、全従業員と顧客が機密情報をどこからでも安全に共有できるようになるとともに、業務効率の向上と運用管理の高い利便性を実現したという。
ソニーライフ・エイゴン生命は、ソニーフィナンシャルホールディングス傘下で生命保険事業を手がけるソニー生命保険と、世界20カ国以上で事業を展開するAegonグループのAegon Internationalとの合弁会社で、年金保険商品のエキスパート。
顧客に対する高水準のプライバシーとセキュリティが求められる同社では2014年、デスクトップ仮想化環境を構築したが、その運用において、さまざまなモバイルデバイスで従業員が使用するアプリケーションやメール、カレンダーのセキュアなラッピングを行う手間が発生していたという。モバイル端末支給対象者の約8割は全国各地で営業活動を行う営業スタッフで、どこからでも本社や同僚、顧客と機密データを共有する必要があるが、アプリケーション更新などの際には、端末を物理的に回収してから再セットアップや動作検証などを行い、営業スタッフに再び提供するという運用だったという。そのため時間や手間が大きな負担となっており、同社ではこれを改善すべく、営業スタッフがセキュアかつシームレスに業務を遂行できると同時に、効率的なIT管理を実現する新しいシステムを検討し、「BlackBerry Unified Endpoint Manager」を採用した。
これによりソニーライフ・エイゴン生命は、モバイルワークにおける利便性向上と運用負荷の低減を同時に実現した。同社では現在、デジタル変革をさらに推進するため「BlackBerry Workspaces」の導入も検討しているという。社外と機密情報を共有する際、リアルタイムに同期でき、非常にセキュアな環境においてコンピュータやタブレット、スマートフォン間でドキュメントの編集、共有、制御が可能になると期待しているという。