GoogleはITサポートの実務経験がない人に向けた教育プログラム「Google IT Support Professional Certificate」を開始した。
Google IT Support Professional CertificateはCoursera上でオンラインプログラムとしてホスティングされている。このプログラムは、職を得るのに必要なスキルの獲得を支援するイニシアティブ「Grow with Google」の一部となる。Googleの公式ブログによると、未経験で学習を始めたばかりの人でも8~12カ月で初級レベルの仕事に対応できるようになるという。
Googleでこのプロジェクトを率いるNatalie Van Kleef Conley氏は、求人関連サイトBurning Glassの調査を引用して、現在米国で15万人分のITサポートの求人があるとしている。平均の初任給は5万2000ドル(約577万円)だという。
Googleによると、最新のプログラムはGoogleが社内で導入しているトレーニングが土台になっているという。
コースには、64時間超のビデオレッスンと実習ラボやインタラクティブな評価などが含まれる。全てGoogleが開発したものだ。Van Kleef Conley氏が「ITサポートの土台」になるとするトラブルシューティング、カスタマーサービス、ネットワーキング、OS、システム管理、自動化、セキュリティなどを学ぶことができる。
トレーニングが終了すると、認定を受けた人は自分のスキル情報を、Bank of America、Walmart、Sprint、GE Digital、PNC Bank、Infosys、TEKsystems、UPMC、Googleなどの企業の雇用者と直接共有できる。
GoogleはCouseraでの認定に必要な費用を月額49ドルまで補助しており、米国の学習者1万人以上を財務面で支援している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。