インテル、脆弱性対策パッチの適用に中止を呼び掛け--再起動の問題で

Laura Hautala (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 高橋朋子 (ガリレオ) 2018年01月23日 10時28分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Intelは米国時間1月22日、一部のプロセッサに対するアップデート適用に待ったをかけ、スマートフォンおよびコンピュータのメーカー、ならびにユーザーに対して、パッチによる予期せぬ再起動の原因に関する調査が終わるまで、システムのアップデートを見合わせるよう求めた。

 Intelは、メーカーとユーザーに対して、「再起動など、予期せぬシステムの挙動を予想以上に引き起こす可能性があるため、現行バージョンの導入を控える」ことを推奨する、と同社エグゼクティブバイスプレジデントのNavin Shenoy氏はブログで述べている。


提供:Intel

 問題のアップデートは、CPUの設計上の脆弱性「Spectre」および「Meltdown」を修正するのが目的だったが、そのアップデート自体が多くの問題を引き起こすため、当面はインストールすべきでないというのがIntelの見解だ。

 Intelは、パッチによってチップの性能が低下する懸念にも直面している。同社は1月に入って、パッチを適用した最新チップの性能が最大6%低下する可能性があることを明らかにしていた。複数のタブを開いてインターネットを閲覧するなど、より負荷のかかる作業を実行した場合には、パッチ適用後のチップを搭載したコンピュータの応答性が12%近く低下する恐れがあるという。

 Shenoy氏は22日、脆弱性の影響を受けるチップの一部で、パッチが予期せぬ再起動を引き起こす原因をすでに特定しており、その情報を基に、今後新たなパッチをリリースすると述べている。しかし現時点では、パッチを適用しないと、プロセッサには依然として設計上の脆弱性であるSpectreとMeltdownが残る。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算