日本株展望

ジリジリ進む不気味な円高、どこまで続く?

ZDNet Japan Staff 2018年01月25日 12時06分

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今日のポイント

  1. なぜ今、円高なのか?
  2. ドル/円を動かす3大要素--一番重要なのは「日米金利差」
  3. 日米金利差(2年金利)で動くドル/円為替レート
  4. 政治が為替を動かす重要な要因となりつつある
  5. Trump米大統領の発言には要注意

 これら5点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

なぜ今、円高なのか?

 1月24日はニューヨーク市場で一時、1ドル109.11円まで円高が進んだ。それを受けて、今日の日経平均株価は続落して始まる見込みだ。

 そして、米国の中央銀行である米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを続ける中、日本銀行は長期金利をゼロに固定したままである。このように日米金利差が拡大する一方、今なぜ円高(ドル安)が進むのだろうか。

 今回はドル/円の動きを分析する。

ドル/円を動かす3大要素--一番重要なのは「日米金利差」

 為替を動かす要因は無数にあるが、今ホットな話題で重要度の高いものに絞れば3つある。

日米金利差

  • ドル金利が上昇し、日米金利差が拡大すると円安(ドル高)になる
  • ドル金利が低下し、日米金利差が縮小すると円高(ドル安)になる

政治不安

  • 世界に政治不安が広がると安全資産として円が買われ、円高(ドル安)となる
  • 政治不安が解消し、政治が安定すると円が売られ、円安(ドル高)となる

政治圧力

  • 米国政府筋から円安を非難する発言が増えると円高(ドル安)が進む
  • 米国政府が円安を容認している間は円安(ドル高)が進みやすくなる

 中でも一番重要なのが日米金利差である。FRBは利上げを続け、金融引き締めを継続している。一方、日銀は異次元緩和を長期的に継続する方針だ。日米中央銀行の言っていることをそのまま素直に受け止めれば、ドル金利はさらに上がって日米金利差は拡大し、円安(ドル高)が進むことになる。

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