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日本株展望

日経平均の高値波乱は好機?--米国ではFANGからバイオへ

ZDNet Japan Staff

2018-01-26 10:59

今日のポイント

  1. 米国株式が強気相場を続けている理由
  2. 市場の関心は「FANG」だけでなくバイオにも?
  3. 米長期金利の上昇加速は内外株式の警戒要因

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

米国株式が強気相場を続けている理由

 今週も世界で株高が続いた。米国、ブラジル、インド、タイなどの株価指数が最高値を更新し、中国の上海総合指数も年初来高値を更新。日本では日経平均株価が節目とされていた2万4000円を突破した(23日)。

 内外株式の強気相場を支えているのが、世界の株式時価総額で約4割を占める米国株の堅調だ。下の図表1は、米国株(S&P500指数)と業績見通しの推移を示したものである。業績見通しを示す予想EPS(S&P500指数ベースの12カ月先予想EPS)は拡大を続けており、新年入りで一段と上方修正されていることが分かる。

 IMF(国際通貨基金)が22日に発表した最新の世界経済見通し(World Economic Outlook)は、世界全体と主要国(地域)の成長率見通しを上方修正した(図表2)。

 実際、米国で発表が続いている昨年10~12月期決算では、S&P500社のうち約100社が決算発表した段階で、約8割が事前予想平均を上回り、時価総額加重平均で12.4%の前年同期比増益を記録している(24日時点)。

 一方、昨年末に成立した税制改革(法人税率の引き下げ)で、2018年の業績見通しは一段と改善している。株高の基調は「業績(期待)相場」と言えそうだ。ただ、年初からの株価上昇ペースが速かったことで、目先は自律的に調整する可能性がある。その場合、為替が円高傾向となっていることもあり、日経平均も高値波乱入りする可能性がある。特に米国市場では、債券市場の長短金利が上昇するなか、NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉を巡るトランプ大統領の強硬姿勢が懸念されており、警戒する必要がある(後述)。

図表1:米国株の業績見通し(予想EPS)に上方修正が続いている


注:予想EPS=S&P500指数ベースの12カ月先予想EPS(Bloomberg集計による市場予想平均)
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2018年1月19日)

図表2:IMFは主要国の成長率見通しを上方修正した


出所:IMF(国際通貨基金)「World Economic Outlook」(2018年1月22日発表)より楽天証券経済研究所作成

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