セゾン情報システムズは2月1日、社内組織「RPA Innovation Initiative」を設置し、RPA(ロボットによる業務自動化)への取り組みを強化すると発表した。より付加価値の高いサービスの提供を目指す。
RPAは、PCの定型作業を自動化して単純作業や人為的ミスを減らす、24時間休みなく動き続ける、作業期間を短くするといったメリットが挙げられる。その一方で、導入手順や運用管理には注意が必要で、導入が失敗した事例もあるという。さらに、RPAで自動化できる業務は限定的であり、人手の介在やシステム連携が求められるケースもある。
こうした課題に対して、同社はこれまで、RPAツールとデータ連携ソフト「DataSpider Servista」を組み合わせることで解決を図ってきた。それにより、より効果的な業務の自動化が可能になるとしている。
今後は、RPA Innovation Initiativeが中心となり、業務効率化の課題を持つ企業に、より付加価値の高いRPAソリューションサービスを提供していく。他社との協業も視野に入れている。