Microsoftにとって2018年初の大規模なカンファレンスとなる「Build 2018」が、米ワシントン州シアトルで米国時間5月7日から9日に開催される。
Microsoftは過去数年サンフランシスコでBuildを開催した後、2017年はシアトルのWashington State Convention Centerで開催した。シアトルでは、2012年11月にもBuildを開催している。
Buildの登録用ページによると、今回もWashington State Convention Centerで開催される予定だ。
TwitterユーザーのThe Walking Cat(@h0x0d)は2月6日の時点で、Buildの日付と思われる情報が入ったスライドを投稿していた。この時はMicrosoftに問い合わせたが、確認は取れなかった。だが、The Walking Catの情報は正しかったと言える(教えてくれたNeowinのRich Woods氏に感謝したい)。
Googleの年次開発者向けイベント「Google I/O」は5月8日〜10日にカリフォルニア州マウンテンビューで開催が予定されており、Microsoftが同じ週にBuildをぶつけるのではないかと憶測されていた。
例年のことだが、Microsoftが今の時期にBuildのトピックに関する情報を出すことはないだろう。Build 2018の登録は2月15日からとなっている。フルカンファレンスパスの料金は2495ドル(約27万2000円)だ。
提供: Microsoft
Build 2018がスタートする頃には、Microsoftはすでに「Windows 10 Redstone 4」のロールアウトを開始している(4月頃とみられる)。Build 2018では、その次となるRedstone 5についての早期情報が出てくるかもしれない(Redstone 5のロールアウトは10月頃とみられる)。筆者の予想では、Windows 10における「Progressive Web Apps(PWA)」のサポートがホットな話題になるし、「Windows Core OS」(”AndromedaOS”)やコンポーザブルシェルについての話も注目だろう。
また、AI関連もテーマになるだろう。コグニティブサービスや「Cortana」についてのセッションもありそうだ。
年次パートナーカンファレンスの「Microsoft Inspire」は7月15日〜19日、ラスベガスで開催される予定だ。ITプロフェッショナル向けの「Microsoft Ignite」はフロリダ州オーランドで9月24日〜28日を予定している。
Microsoftは2018年、テーマを絞った小規模なカンファレンスを開催することにしている。例えば、「SharePoint Conference North America」は5月21日〜23日、ラスベガスで開かれることが発表されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。