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日本株展望

世界同時株安とビットコイン暴落--バーゲンハンティングの好機? - (page 3)

ZDNet Japan Staff

2018-02-09 12:00

国内株式は株価急落で「割安感」が鮮明となった

 日本を含む世界の株式市場は週初の米国株急落から打撃を受け、世界同時株安となった。その後は米国株の動向を注視する展開となっている。ただ、NYダウの下落は1月26日の史上最高値からの下落率で10%内にとどまっており、現時点では通常のコレクション(Correction=株価調整)の範囲と考えられる。「メルトアップ相場」(Melt-Up Market)とも呼ばれた年初来の株価急上昇の「反動安」ともいえそうだ。

 一方、1987年の「ブラックマンデー」発生が、米連邦準備制度理事会(FRB)議長がVolcker氏からGreenspan氏に交代した直後であったことを引き合いに出し、2月5日に新FRB議長に就任したPowell氏の力量を「市場が試している」とうがった見方もある。

 いずれにせよ、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)や業績見通しは引き続き堅調と考えられる。実際、日本市場に目を転ずると、2017年4~12月期の中間決算発表は堅調で、日経平均ベースの予想EPS(1株当り利益)は先週末時点の1529円から1592円へと上方修正されている。

 株価の下落と予想EPSの上方修正で、日経平均株価の予想PER(株価収益率)は約13.8倍まで低下した(7日時点)。今般の世界同時株安が内外景気や業績の見通しに与える影響を見極める必要はあるが、内外景気回復を受けた企業業績の堅調は当面も続くと考えられ、株式の割安感は一段と鮮明になっている。

 日経平均が100日移動平均線をいったん割り込んだことで投資家心理は悪化しており、目先は戻り売りも想定されることから株価が底値を固めるにはしばらくの日柄を要する可能性がある。外部環境の落ち着きと相場全体の値固めを待ち、業績が良好な銘柄への「バーゲンハンティング」(割安に対する物色)買いが先行する形で徐々に株価は戻りを試す動きに移行していくと予想している。

図表4:株価指数別の騰落率と予想PER(一覧)

株価指数別の騰落率と予想PER(一覧)
注:株価指数別の予想PERは2018年ベース ※日経平均は今期(2018年3月期)予想EPSに基づく
出所:Bloombergのデータから楽天証券経済研究所が作成(2018年2月8日)

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