Dell EMCは米国時間2月13日、同社のコンバージドインフラ製品ポートフォリオを拡充する製品として新たな「Dell EMC VxBlock System 1000」を発表した。これは、従来の「Dell EMC VxBlock」システムよりもストレージアレイやデータ保護、コンピュート能力を強化することで、あらゆるワークロードをサポートできるようにするという目標の下で設計された製品だ。
同社によると、VxBlock System 1000は、「Dell EMC Unity」と「VMAX」「XtremIO」「Isilon」という4種類のストレージアレイを混在させて使用できるうえ、「Cisco UCS B-Series Blade Server」やDell EMCのその他のデータ保護製品に加えて「Cisco UCS C-Series Rack Server」を利用できるようにもなっているため、前世代のVxBlockシステムと比べると「ビジネスアジリティ」にさらなる向上をもたらすことができるという。
また、この新製品は従来のVxBlockシステムと比較するとサーバのスケーラビリティを56%増加させる(最大サーバ数が512台から800台に増えている)とともに、ストレージアレイを10台までサポートできるという。
同社は、システム利用率を最大化するために、さまざまなリソースをプーリングすることで、データセンターでの効率性を向上させていると述べるとともに、この新しいVxBlockはラックスペースを最大60%減らせると述べている。
またVxBlock System 1000は、キャビネットや、LAN/SANスイッチ、電源装置、システム管理ハードウェアやソフトウェアの数を減らすことにより、データセンターのフットプリントも削減できるという。
さらにDell EMCは、VxBlock System 1000の管理やサポートにまつわるコンポーネントの数を少くしたことにも触れ、このシステム上の複数テクノロジの管理に要する時間を、システムのライフサイクル全体で見て最大75%減らせるとも述べている。
VxBlock System 1000は同日より、全世界で販売が開始されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。