VMwareは米国時間2月14日、クラウド分野の新興企業CloudCoreoの買収を発表した。パブリッククラウドサービスに関連するリスクの把握で顧客を支援することが狙いだ。
2016年に設立され、ワシントン州シアトルを拠点とするCloudCoreoは従業員数が10人に満たない企業だ。同社の従業員はVMwareのクラウドサービス部門に加わることになる。
買収の金銭的条件は明らかにされていない。
この買収の結果、CloudCoreoが主力としている構成管理製品はVMwareのポートフォリオの一部となる。
CloudCoreoによると、この製品はクラウドのインフラスタックを監視し、エラーや設定ミス、パブリッククラウド関連のサイバーセキュリティリスクをチェックすることで、「侵害や、コンプライアンスポリシーの違反が発生する前に対処できるようにする」ものだという。
この種の監視や検知を実行するサービスは、企業規模の大小にかかわらず、今日の企業運営に重要となっている。小さな誤りや設定ミスが、機密情報の漏えいにつながり、企業にとって壊滅的な打撃となり得るためだ。
CloudCoreoは同社のウェブサイトで、既存の顧客は今まで通りのサービスを利用できると述べている。
また同社は、「われわれはVMwareに加わることで、さらなるイノベーションと価値を顧客にもたらせるようになることに意欲をかき立てられている」と付け加えている。
VMwareのクラウドサービス担当ゼネラルマネージャーのMilin Desai氏は同社のブログへの投稿で、この買収によって「顧客はマルチクラウド環境における従来からのアプリケーションと新しいアプリケーションを容易にセキュアにする手段を得られるようになる」と記している。
同氏は、「CloudCoreoがVMwareに加わることで、あらゆるクラウドをまたがって一貫性のある運用をサポートするためのわれわれのモデルを強化できるようになる。われわれはセキュリティとコンプライアンスを最適化しながら、顧客が持つそれぞれのアプリケーションのニーズに合った最適なクラウドへのアクセスを顧客に提供できるようにしていく」としている。
また、同氏はGeekWireとのインタビューで、オンプレミスのデータセンターを管理しており、パブリッククラウドサービスを、そのリスクを意識しつつ活用したいと考えているVMwareの顧客にとって、CloudCoreoのサービスが役立つことに期待しているとも述べている。
CloudCoreoは過去に、シードファンディングで290万ドルを調達している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。