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日本株展望

中国経済の強さはどこに?--注目のニューエコノミーとは

ZDNet Japan Staff

2018-02-23 11:10

今日のポイント

  1. 中国株式が日米株式に対して優勢に転じた背景
  2. 経済の原動力は「ニューエコノミー」にシフト
  3. 「中国のニューエコノミー」に分散投資する方法がある

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

中国株式が日米株式に対して優勢に転じた背景

 米国株式が「VIXショック」と呼ばれた調整から脱しつつあるなか、リスクオフ(回避)姿勢の緩和で他市場の株価も底入れを確認する展開となっている。こうしたなか、今週は中国株式の中期的な優勢に注目したいと思う。世界の機関投資家が注目するMSCI中国株価指数(MSCI China Index/米ドル建て)は、売上高や営業収益で中華人民共和国(香港を含む)の比率が大きい銘柄で構成される時価総額加重平均指数である。同指数の2017年以降のパフォーマンスは、日米株式市場に対する優勢を鮮明にしている(図表1)。

 これは、中国関連銘柄群の株価パフォーマンスが平均して良好だったことに加え、為替相場で人民元が米ドルに対し比較的堅調であった要因が挙げられる。実際、MSCI中国株価指数ベースの業績見通しは回復傾向にある(図表2)。「チャイナリスク」と呼ばれる中国の政治経済を巡る不安要因に警戒は怠れないが、経済成長の原動力が「オールドエコノミー」から「ニューエコノミー」へ移行しつつある点にも注目したいと思う。

 国営企業や重厚長大の製造業が低調である一方、個人消費、非国営(民間)企業、なかでも第3次産業(消費・サービス業)、ハイテク(IT関連)産業の成長には勢いがあり、関連企業は収益を改善させている。習近平国家主席や李克強首相が取り組む「成長安定化のための構造改革」進展を市場が冷静に評価している動きとも考えられる。

図表1:2017年以降の中国株式は日米株式より優勢


注:中国株式=MSCI China(MSCI中国株価指数/米ドル建て)
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2018年2月21日)

図表2:中国株式の業績は回復基調が見込まれている


注:株価指数ベースの予想EPS(1株当り利益)はBloomberg集計による市場予想平均
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2018年2月16日)

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