三菱東京UFJ銀行、税公金など各種払込票の取り扱いが可能なATMを先行導入

NO BUDGET

2018-02-26 06:00

 三菱東京UFJ銀行は、税公金など各種払込票の取り扱いが可能なATMを2017年4月から先行導入し、現在約100店舗で稼働している。このATMを開発した日立製作所と日立オムロンターミナルソリューションズが2月23日に発表した。

 払込票対応ATMは、日立の独自開発である帳票認識技術を活用している。この技術は、スキャナで読み取った帳票の画像全体から必要な情報を抽出・認識処理する。あらかじめ読み取るエリアを定めるなど様式登録をすることなく帳票を認識するため、取り扱う払込票の種類が、従来と比較して大幅に増加(特殊なサイズ・形状など、一部の払込票は未対応)した。領収証発行時には、帳票イメージと領収印を印刷した領収証が発行されるので、払込票原本への窓口での押印は不要になる。


システム概要図

 同製品は、現行機種のATMをベースに、各種払込票を取り扱えるようにしている。そのため、利用者は従来のATMと同様の操作性で、現金やキャッシュカードによる払込が可能となっている。三菱東京UFJ銀行では、同製品を「STM(Store Teller Machine)」の名称で店舗展開しており、今後も順次各店舗への設置拡大を予定している。

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