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日本株展望

PERの見方を分かりやすく解説--PER何倍なら割安? - (page 4)

ZDNet Japan Staff

2018-02-28 11:01

今期と同じ利益が今後ずっと得られるわけではない

 今期と同じ利益がこれから毎年ずっと得られるならば、PERだけで割安割高を判断して問題ない。ただし、現実には今期と同じ利益が将来も続くわけではない。将来の利益がどうなるか、増えていくのか減ってしまうのか。そのイメージによって今期PERで高い水準まで株価が買われるか、低い水準に放置されるかが決まる。

 PERの低い銘柄群には一般的に以下の特色がある。

  1. 利益の成長性が低いと考えられている銘柄
  2. 利益が不安定と思われている銘柄(景気敏感株など。景気が悪化すると業績が大幅に悪化する)
  3. 特別利益(株や土地などの売却益など)によって、一時的に利益水準が高くなっている銘柄

 PERの高い銘柄群には一般的に以下の特色がある。

  1. 利益の成長性が高いと考えられている銘柄
  2. 利益が安定的と思われている銘柄(ディフェンシブ株。景気悪化の影響が小さい)
  3. 特別損失(不採算事業からの撤退損など)によって、一時的に利益水準が低くなっている銘柄

不当に低PERに放置されている銘柄は「買い」、過剰な期待で高PERに買われている銘柄は「売り」

 さて、PERが何倍だったら株価は割安といえるのだろうか。一般的には東証一部の平均PER 15倍より低ければ割安、高ければ割高といえる。

 ただし、そういう画一的な見方には問題がある。利益の成長性や安定性が考慮されていないからだ。「PER何倍なら割安」という問いへの筆者の答えは、以下の通りである。

  • PERだけでは割安・割高の判断はできない
  • 利益の成長性・安定性を総合的に考慮した上で割安・割高を判断すべき
  • 利益の成長性や安定性を考慮すると、PER 10倍でも割高、PER 40倍でも割安な銘柄もある

 PERが低いということは、株式市場の評価が低いことを意味する。ただし、中には不当に低い評価を受けている銘柄もある。筆者は、三井住友FG(8316)、東京海上HLDG(8766)、オリックス(8591)、三菱商事(8058)、ブリヂストン(5108)は、割安株として「買い」と判断している。

 逆にPERの高い銘柄で株式市場の評価が高すぎる銘柄は「売り」判断となる。

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