事態を改善する方法は存在しており、おおかたのITマネージャーはそういった方法について同意している。まず、回答者の93%はITのセルフサービスがデジタル変革を成功に導くうえで必要不可欠だと確信している。
APIもアプリケーションや機能を迅速にまとめ上げる方法と捉えられている。APIを所有している組織のうち、半数以上(58%)はAPIを活用して生産性を向上させてきているという。また、半数近く(48%)はイノベーションの創造に役立ったと述べている。それ以外のメリットには、従業員のエンゲージメントとコラボレーションの促進(43%)や、業務部門の要求のより迅速な実現(35%)といったものがある。
また、回答者の35%はAPIによってITのセルフサービスへの道が開かれたとしている点は特筆に値するだろう。
この他にも、他の業務部門に対してIT部門が提供するサービスを向上させる基本的な取り組みが始まっている。MuleSoftの調査時点では、回答者の36%がレガシーシステムの近代化を最優先課題としている。レガシーシステムの近代化は幅広いトピックであり、バックエンドアプリケーションのクラウド化やウェブ化から、COBOLのソースコードを新たなプラットフォームに移植するといった幅広い作業が考えられる。また、オープンソースの実装も考えられる。同調査で挙げられているその他のイニシアティブには、SaaSアプリの統合(32%)やモバイルアプリへの投資(31%)、アプリのクラウドへの移行(30%)などがある。
提供:Joe McKendrick
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。